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スケジュール管理能力と残業の関係

介護の仕事をしていると1日が予定通りに終わる事はあまり多くないのではないだろうか。
現場では想定外の事がよく起きるだけでなく、通所する利用者がいる場合にはその都合によって仕事の量が大きく左右される。
朝に予定していたスケジュールで1日を終えられる事がほとんどない現場が多数だろう。
しかし、そうであってもスケジュール管理を行う事は欠かせない。

仕事の効率を上げる事によって残業を減らそうという取り組みをする介護現場は多いものの、改善方法としてあまり機能していない事が多いのが実情である。
その現状を生み出しているのはスケジュール管理が適切に行えていないからである事が多い。
スケジュール管理能力が高い人材が集まっているときには仕事の効率を上げるだけで残業は改善されていくだろう。
想定外の事が頻繁に起こる介護現場では、スケジュールを仕事中に見直す事が欠かせない。
常にスケジュールを書き換えられるようにしておき、どのようにすれば仕事を時間内に終えられるかを絶えず考えるのが大切になる。

その余裕がないのならスケジュールを記録するという考え方を持つのも良い。
1日が終わったら何をしたかを見直してみると、無駄が多かった事に気づくのではないだろうか。
それが翌日のスケジュールを立てるのに役立ち、だんだんと現場に応じた効率的なスケジュールの立て方が見えてくるようになるはずだ。
まずは毎日記録をつけてみる事から始めて、それに基づいたスケジュールを立てると良いだろう。

また、下記のサイトのような残業の対処法について書かれているサイトを参考にするというのも残業を減らす1つの手だ。
そのサイトは介護業界の残業について書かれているわけではないが、どの業界にも当てはまる残業の対処法について書かれている。
きっと参考になるはずだ。
推奨URL:http://zangyodasyutu.info

原因探求こそが残業改善方法の第一歩

老人ホームやデイサービスなどの介護職に就いていると残業が多い事がある。
このような場合の改善方法にはどのようなものがあるのだろうか。
まずは、なぜ自分が残業をしているのか、その原因を突き止める事が大切である。

例えば、老人ホーム等の場合、入所している高齢者の具合が急変し病院などへ付き添わなくてはいけない事態が生じる事がある。
このような場合には、一見突発的な事情であるため、残業になっても仕方がないと考える人が多いが、それは間違いだ。
そもそも入居型の老人ホームの場合、スタッフは24時間体制となるため夜勤業務のスタッフが当然存在する。
そのため、このような入所者の体調が急変し病院への付き添い業務が発生しても夜勤を担当するスタッフが付き添えば済む話であり、日勤のスタッフが通常の勤務時間を超えて行う必要は本来ないはずである。
しかし、これができないという事は、根本的な職員の配置体制に問題がある。
すなわち、夜勤のスタッフの人数が足りていないのだ。
夜勤のスタッフの主な業務は日勤に比べて、内容的に多くの人数を割く必要性がないため、少人数で配置している事が多い。
しかし、もしもの時のために補助要員を残す必要があるのだが、この補助要員が不在の場合がある。
この人材不足によって、日勤スタッフの超過勤務の原因となっているのだ。
そのため今回の例え話の場合、改善方法としては、適正人数を算定し直し、業務を行う事だといえるだろう。
いかに業務が大変なのか施設側に伝え、人材の補充をしてもらえないか掛け合ってみると改善できるかもしれない。

このように残業をしてしまう原因を知ることができれば、その改善方法もわかってくるはずだ。
まずは自分は何故残業をしているのか考えてみるとよいだろう。